受講生インタビュー3 

               環境・社会理工学院 融合理工系 学士課程 2年 飯干成美さん(前編)

2022年度の探究ワークショップの試行授業を受講した、環境・社会理工学院 融合理工系 学士課程2年生(インタビュー当時)の飯干成美さんに、受講後の感想などをお聞きました。飯干さんは、特にTAとの対話が印象的だったと言っており、対話を通して自分の考えが整理されたと話してくれました。また、自分が考えたいテーマを具体的な研究に落とし込む際の困難についても語ってくれました。

TAの方と対話する中で、自分の考えが明瞭に

 

- 今回のワークショップでは、TAを含めた少人数のグループワークが多かったと思うのですが、TAとの関わりで良かったことはありますか。

飯干: そうですね。TAの方に自分の問いや研究計画書を説明し、対話する中で、自分の考えが明瞭になったのは印象的でした。

グループワークでは、私の説明に対してTAの方が内容を整理したり質問してくれました。その話を聞き、またそれに対して答えたりするうちに、自分でもよくわかっていない箇所に気づけたり、書いていて腑に落ちていなかった箇所についてスッと理解できたりしました。

- 他には何かありますか。

飯干: TAの方には、テーマのブレイクダウンの必要性を教えてもらいました。最初示した大きなテーマに対して、じゃあ、その中のどこに焦点を当てるのか、どういう切り口でやるのかということを質問いただき、そういうところを考えなきゃいけないんだなと気付かされました。

漠然としたテーマから、具体的な研究へ落とし込むことの難しさ

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- 今回の授業の中で、特に印象に残っていることは何ですか?

飯干: 先ほどの話とつながるのですが、自分が考えたいテーマをブレイクダウンして、具体的な研究に落とし込むことに苦戦したのを覚えています。

他の授業でも、自分でテーマを決めて課題に取り組むこと自体はよくあります。ただ、今回のワークショップでは、自分が考えたいテーマを最終的に研究計画書という形でまとめる必要がありました。そこでは、やりたいことを漠然と書くのではなく、研究課題や対象、方法を具体的に書かなければなりません。その際、先ほどのTAのアドバイスの通り、研究対象のどこに焦点を絞るのかや、どういった切り口で分析するのかについて、具体的に検討する必要がありました。

ただ実際にやってみると、思ったよりもテーマを絞らなければいけないことがわかり、勉強になった一方で、どの程度まで絞るべきかという点については結論が出ないまま終わってしまいました。来年度、教養卒論を書く際に改めて考えてみたいと思います。