教養卒論

教養卒論のねらい

本科目は、学士課程3年次に履修する必修科目です。

これまでの教養教育で何を学んだのか、またそれは今後の自分のビジョンにとってどう活きてくるのかを5,000~10,000 字の文章でまとめます。

そのねらいは以下のとおりです。

  • 学士課程での学びと経験を振り返り、将来何がしたいか、もう一度自身の「志」を見つめ直す。専門分野と世界とのつながりの中での、自らの役割、責任、科学者・技術者としての倫理を知る。
  • 問いかけや対話によって、言葉にならなかった「もやもや」を引き出す・引き出される経験を通して、協働の中で自分も活かし仲間も活かすような場作りを学ぶ。
  • アカデミックライティングのスキルを修得する。他者の文章を読むことで、自身の文章を批判的に読み、改訂する能力を向上させる。

教養卒論の授業内容

本科目は、学士課程3年次の第3、4クォーターに開講され、月曜日と木曜日の週2日で行われます。受講するクラス(クォーター)は、入学時に割り当てられたユニットごとに指定されています。

本科目の前半では、ライティングスキルの修得とピアレビューに対する理解を目指します。後半では教養卒論のテーマを設定し、文章を書いていきます。また同時に大学院のピアレビュー実践クラスの支援を受けつつ、書いてきた文章を互いにピアレビューします。このピアレビューを通して教養卒論をブラッシュアップし、またライティングのスキルを向上させていきます。