「リベラルアーツ探究プログラム」は、「理工系の専門性を極める大学にあっても、文系領域のことを深く学びたい」「社会的な課題について議論や深い対話ができる仲間が欲しい」という学生からの声に応えるため、リベラルアーツ研究教育院によって、2024年度に開設されました。
本プログラムでは、人文・社会・文理融合領域の課題について自ら問いを立て、探究し、その成果を社会に発信していくための知識やスキルと、互いの考えをぶつけ合い、刺激しあうことのできる仲間を得ることができます。
人文・社会・融合領域の学問を深くまたは幅広く学ぶことで、既存の学問領域を超えて新しい知と実践を創出することのできる力や、文理の学知を相互に翻訳することのできる力を培うことを目的としています。
プログラムに参加し所定の要件を満たすことで、修了証を受け取ることができます。
本プログラムは、学士課程1年次(または2年次)から、3年次までの3年間(もしくは2年間)を使って行われます。プログラム全体の流れは、以下の通りです。
Step1:文系教養科目「立志プロジェクト」(1年次1Q必修)履修後の1年次2Qまたは系所属後の2年次2Qに開講される「リベラルアーツ探究ワークショップ」の授業を履修。探究の方法を学び、仲間づくりをします。探究するテーマを定め、履修計画と研究計画を立てます。研究計画に沿って探究を進めます。
Step2:履修計画に沿って科目履修します。その際、卒業に必要な科目に加えて、以下の5つの科目群から4単位追加で履修します。
・文系教養科目
・英語科目
・第二外国語科目
・ウェルネス科目(実習形式の科目を除く)
・日本語・日本文化科目
Step3:年間2回程度開催される中間成果共有会に所定の回数以上参加し、これまでの探究活動について共有します。教員や仲間からのフィードバックを受けながら、履修計画や研究計画書の見直しを行います。
Step4:3年次通年で開講される「リベラルアーツ探究メンタリング」の授業を履修します。リベラルアーツ研究教育院に所属する教員のうち、関心のあるテーマと専門分野が近い教員をメンター教員としてマッチングします。探究活動や研究計画書作成への助言、フィードバックを受けます。
Step5:メンター教員の指導を受けながら、「強化版・教養卒論」を執筆します。
Step6:これまでの探究活動のプロセスと教養卒論の内容についての口頭試問に合格すると,修了証が発行されます。
学士課程の1、2年生を対象にする「リベラルアーツ探究ワークショップ」の授業では、個人ワークとグループワークを重ねながら、自らの問題関心を掘り下げて考察し、自ら問いを立て、深く学ぶための手法を身につけることを目的にしています。具体的には、問いの立て方、文献の探し方、研究計画書の書き方などを学び、自身の問いに沿った形で研究計画書を書き上げることを目指します。
なお本科目は、現在、2Qの火曜9, 10限に開講されています。
「リベラルアーツ探究メンタリング」は、学士課程3年次の通年科目になります。本科目では、リベラルアーツ研究教育院に所属する教員(メンター教員)から直接指導を受けながら、自身の問題関心に沿って探究を行います。指導の中では、メンター教員から自身の探究活動や研究計画書作成に対する助言やフィードバックを受けることになります。
「探究プログラム」の参加者は、このメンタリングと並行する形で、次のステップである「強化版・教養卒論」の執筆に進みます。最後にプログラムのメンバー全体(学生・TA・教員)に対して、自ら執筆した「強化版・教養卒論」に関する発表を行います。
24年度に東京科学大学 理工学系に在籍する学士課程1年及び2年の学生。 (25年度、26年度に教養卒論の授業を履修する学生)
定員は、各学年8名程度。
※ 学年によってエントリー方法が違うので気をつけてください。
探究プログラム エントリーフォーム
(エントリー期間:2024年4月4日(木)午前9時 〜4月26日(金)午後3時 終了しました。
※ 前学期の履修申告期間と対応しています。)
探究プログラム エントリーフォーム
(エントリー期間:2024年5月9日(木)〜 5月24日 31日(金)午後3時 (締切を延長しました。) 終了しました。
※ 立志プロジェクトの授業内でも案内しています。)
2024年3月18日(月)に24年度の学士課程2年生向けにプログラム説明会を実施しました。その内容は右の動画からご覧になれます。
※ BOXアカウントの作成の仕方は以下の資料をご覧ください。
「Tokyo Tech Slack / Boxの アカウントを作成しよう!!」学術国際情報センター(GSIC) Slack/Box担当